主な原因がこちら
原因を解明
AGAの主な原因は遺伝や男性ホルモンの影響が考えられますが、それに加えて生活習慣やストレスも毛髪に悪影響を与えます。具体的な内容について見ていきましょう。
遺伝
ドイツの研究チームがAGAを発症した男性の家系の血液を調査・研究したところ、若くして発症した男性はX染色体の「アンドロゲン」と呼ばれる男性ホルモンの遺伝子に変異があることが判明しました。遺伝変異によってアンドロゲンが活性化し、それがAGAの発生を引き起こす可能性が高いと考えられます。変異が現れた遺伝子については母親から受け継がれるため、母方の祖父がAGAの場合、AGAを遺伝する可能性が高いということになります。ただし、これはあくまでAGAの原因と「なり得る」ホルモンであり、他の遺伝子の影響も考えられるため、絶対的な原因とは言い切れません。
男性ホルモンの増加
直接的にAGAを引き起こす原因となる物質は男性ホルモンであるジヒドロテストステロンです。これは、AGAによって脱毛した箇所の頭皮から多量のジヒドロテストステロンが検出されていることからも、ほぼ確実です。このホルモンは男性ホルモンであるテストステロンが5aリダクターゼ酵素と結合することで生まれます。ジヒドロテストステロンは毛母細胞の動きを鈍くさせ、脱毛症状を引き起こします。そのため、男性ホルモンが優位になることでAGAになる可能性が高まります。
乱れた生活習慣
毛髪を健康に保つためにはビタミン類や亜鉛などの栄養が必要です。これらが不足あるいはバランスを崩すことによりAGAを発症する可能性があるため、適切な食生活が求められます。ミネラルや亜鉛はアルコールの分解にも使われるため、飲酒量が多い場合もAGAを発症する可能性があります。また、喫煙は必要な栄養を頭皮へ行き渡らせるための機能を鈍らせ、悪影響を及ぼす恐れがあります。加えて、運動不足や睡眠不足による血行不良も原因となり得ます。このような一般的に言われる不摂生・不規則な生活習慣には注意したほうがいいでしょう。
過度なストレス
ストレスを受けると自律神経やホルモンバランスが崩れます。そして血行が悪化し、毛髪の成長に必要な栄養が毛根まで届かなくなってしまいます。毛母細胞を形成するために必要なコラーゲンが届かなくなり、細胞が減少することにより毛髪が細く弱まり、抜け落ちていきます。ストレスはあらゆる体調不良を引き起こすきっかけになりますが、AGAについても例外ではありません。
自分がAGAかどうか気になる人へ、以下に参考となるサイトを紹介します。
- こちらは、簡単な質問に答えていくだけで自分がAGAかどうかをチェックすることができるサイトです。
- AGAセルフ診断